不妊症について

前回のお話から、だいぶ間があいてしまいましたが、今回は不妊症についてお話したいと思います。

不妊症には、いろいろなタイプがありますが、実は、先天的な不妊はごくわずかで、多くの場合は、生活習慣・生活環境などの後天的な要因によると言われています。卵巣・子宮・ホルモンなどの数値を見るだけでなく、成熟した卵子を育む環境・習慣を見直すことが大切です。まず、私たちに備わった妊娠する力を取り戻すことから取り組むことが大切だというわけですね。

第一に『冷え』は万病の元と言われるように、女性の身体には、とっても大敵です。低体温の場合、性ホルモンの分泌が低下するため、排卵周期が乱れやすくなります。卵子が充分に成熟しなかったり、排卵が行われなかったりと、低体温の女性は妊娠しにくくなるリスクが高いのです。

子宮は平滑筋という筋肉で出来ていますが、漿膜・子宮筋層・子宮内膜という3層の構造となっており、この中の子宮内膜はホルモンの影響を受ける所で、妊娠が成立した時に、受精卵が着床する場所です。休む時に冷たいベッドより暖かいベッドの方が、気持ち良いように、暖かい筋肉が赤ちゃんも居心地が良いのです。受精卵を着床するためにも、子宮を暖かく保つ必要があると思って下さい。

また、不妊症は、女性だけではなく、半数は、男性側の問題もあり、精液の状態は、低体温・睡眠・食生活の影響を受けやすく、精子の運動率や数の低下・精子の質に関係してきます。パートナーの体調管理も大切ということです。

身体のバランスが崩れると、不妊だけではなく自律神経のバランスも乱れ、色々な所に影響が出てきます。全身の状態が良くなれば、良い卵子ができ、良い結果につながります。気持ちよくリラックスできて、ご自分の身体を任せられる・信頼出来る治療院を選んで下さいね。そして、ご自分と波長の合う治療院をオススメします。ストレス緩和、機能性不妊(原因不明不妊)に鍼灸はとても効果的です。

次回は、更年期についてお話しします。

(2013年4月6日更新)

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